ゼロカットとは、口座残高以上の損失が出てしまった場合でも、借金を背負わなくていいサービスのことです。
そのため、「ゼロカットシステム」を提供している海外FX業者であれば、誰でも安心してFX取引を行うことができます。
しかし、残念ながら国内FX業者にはゼロカットシステムがないため、口座残高以上の損失が出た場合は借金を背負うことがあります。
国内FXにゼロカットがない理由についてはこちらの見出しで解説しています。
今回は、FXをより安全にしてくれる「ゼロカット」について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、入金額以上のリスクなしでFXが楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
1.FXで借金をしてしまう3つの理由
ゼロカットについては後述しますが、まずはなぜFXで借金を背負ってしまうのかについて解説していきます。
FXでは、損失を限定するためのロスカットラインや、FX業者が行う強制ロスカットなどがあるのに、なぜ借金になってしまうことがあるのでしょうか。
普通に考えると、損はしても入金額以上の損失が発生することなど起こりそうにないですよね。
しかし、現実にFXによる借金は発生しており、FXをやっている方であれば他人ごとではありません。
FXで借金を背負わないためにも、FXで借金を背負ってしまう3つの理由を確認しておきましょう。
理由1.相場の急な値動き
FXの相場では、アメリカ大統領や突然のテロ行為などの大事件が原因で、急な値動きをすることがあります。
このような相場では、普段の相場では考えられないほどの値動きを一瞬でするため、ロスカットが間に合わないことがほとんどです。
(ロスカット:損失が大きくならないように、小さな損失で取引を決済すること)
最も大きな被害を出したとして有名なスイスフランショックでは、スイスフラン相場がたった20分で38円以上も値下がりしてしまいました。
FXでは「10円以上の値下がりで借金を負う」と言われており、スイスフランショックでは国内のトレーダーだけで数十億円以上の借金が発生したと言われています。
スイスショックは非常に稀なケースですが、このような事態が起こった際は大きな損失が発生してしまうということを覚えておきましょう。
理由2.週明けの窓開け
FXは平日しか取引をすることができないため、土日に取引をすることはできません。
しかし、土日の間にも世界情勢は変化するため、金曜日の最終レートと月曜日の開始レートで価格に違いが出てしまうことがあります。
このような場合では、上の例のように窓開けという現象が発生するため、大きなロスカットに合ってしまう可能性が高いです。
相場に自信がないときは土日をまたいでポジションを持つことは控えましょう。
*ワンポイント!窓を利用した取引手法にも注意!
実は月曜日の朝に開いた窓は、開いた窓を埋めるように相場が動く傾向があります。
この特徴を活かした取引手法を「窓トレード」といい、窓が埋まる方向にポジションを持つだけで良いので初心者でも実践しやすい取引手法です。
しかし、必ず窓が閉まるわけではないことには注意しておきましょう。
理由3.FX会社のシステムダウン
このケースは非常にまれですが、FX会社のシステムダウンにより強制ロスカットが機能しないことがあります。
こうなるとやりたい操作が一切できなくなってしまうので、大きな値動きがあっても対応できません。
例えばリーマンショックの場合、取引ができない状態におかれてしまったために、損失が膨らむのを見ながら何もできずに1000万円以上損をした人もいました。
このようなリスクを回避するためには、信頼できるFX会社を選択することが大切です。
*注意!Wi-fiなどのシステム障害はシステムダウンではない!?
通信回線やパソコンなどに不具合が生じた場合は、システム障害の定義に該当しません。
業者側に過失がない場合は全て自己責任となってしまいます。
初心者の方は勘違いしてしまう方が多いですが、Wi-fiの不具合はFX業者の不具合ではないので注意が必要です。
他のアプリケーションを利用するなどしてWi-fiの不具合でないことを確認するようにしておきましょう。
2.そもそもゼロカットとは一体何?
ゼロカットとは、元手以上の損失をFX業者が代わりに支払ってくれることを指します。
例)資金50万円で、80万円の損失を出してしまった場合
差額の30万円は、FX業者が代わりに支払ってくれます。
元手の50万円は失いますが、追加で30万円支払う必要はありません。
国内のFX業者はゼロカットシステムを導入していないため、差額30万円を追加で入金する必要があります。
このような追加入金を、追証と言います。
【追証のイメージ】
追加で入金を要求される「入金要求ライン=追証」ラインでは、口座残高以上の損失ではないため追加入金しなくても問題はありません。(ポジションは強制決済されます)
しかし、口座残高以上の損失が発生した場合は「絶対に入金」をしなくてはいけません。
そのため、追加で入金するだけの資金を持っていれば借金をする必要はありませんが、追加で入金するだけの資金がない場合は借金をしてでも入金する必要があります。
海外FXは「ゼロカット(追証なし)」を採用している
海外FXのほとんどの業者は「ゼロカット」を採用しています。
そのため、ゼロカットのある海外FXであれば、元手以上の損失を被った場合でも追証を払う必要がありません。
スイスフランショック時には、レバレッジの低い国内のFX業者だけでも、総額約34億円の追証が発生したと言われています。
ゼロカットがなかったために、個人で数千万円程度の借金を負ってしまった方も多くいました。
しかし、海外FXであればゼロカットが導入されているので、安心してFXを楽しむことができます。
【海外FXにゼロカットが導入されている理由】
海外FXにはなぜ「ゼロカット」が導入されているのはなぜでしょうか。
それは、海外FXが高い手数料(スプレッド)で利益を生み出しているからです。
トレーダーにFXから退場してもらうよりも、長くたくさんトレードをしてもらった方が利益が出るわけです。
そのため、海外FXはトレーダーの保護のためにゼロカットを導入しています。
3.ゼロカットを受けられる2つのメリット
ゼロカットを受けられることには、以下のような大きなメリットがあります。
- メリット1.安心してポジションを長期保有できる
- メリット2.大きなロットで勝負することが可能
ゼロカットを正しく理解して、大きく資金を増やせるようになりましょう。
メリット1.安心してポジションを長期保有できる
ゼロカットの大きなメリットの1つは、「安心してポジションを長期保有できる」ことです。
FXで長期的にポジションを保有していると、突然の価格の急変動に遭遇する可能性が高くなります。
スイスフランショックなどの突然の大暴落では、個人で1,000万円程度の借金を背負う方もたくさんいました。
しかし、ゼロカットが採用されている海外FXであれば、元金以上の損失を被ることはないので、安心してポジションを長期保有できます。
メリット2.大きなロットで勝負することが可能
ゼロカットの2つ目のメリットは、「大きなロットで勝負することができる」ことです。
大きな勝負には大きなリスクが付きまといます。
しかし、海外FXであればゼロカットが適用されるため、元金以上の損失の可能性がありません。
そのため、リスクが限定された勝負をすることができます。
ゼロカットの無い国内FXの場合、ハイリスク・ハイリターンのトレードしかできませんが、海外FXはそのようなリスクを追わなくていいのが大きな違いですね。
4.なぜ国内FX業者にはゼロカットシステムがないのか
なぜ国内FXにはゼロカットシステムがないのでしょうか。
ゼロカットシステムがあった方が顧客のためになるのであれば、国内FXもゼロカットシステムを導入するべきだと思いますよね。
国内FX業者は、「FXのリスクを全て顧客に押し付けたいのでしょうか。」「儲かれば顧客のことなどどうでもいいのでしょうか。」
結論としては、国内FXにゼロカットがないのには、法律に理由があります。
ここでは、国内FXにゼロカットがない理由を詳しく見ていきましょう。
法律上ゼロカットを採用できない
日本には「FXなどの金融商品に対して損失を補填してはいけない」という法律があります。
(損失補填等の禁止)
有価証券売買取引等につき、自己又は第三者が当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため当該顧客又は第三者に財産上の利益を提供する旨を、当該顧客又はその指定した者に対し、申し込み、若しくは約束し、又は第三者に申し込ませ、若しくは約束させる行為
引用:e-Gov
この法律がある限り、今後も国内FXにゼロカットが導入されることはないでしょう。
この法律は、証券などを販売する際の法律として成立したものですが、同じ金融商品ということでFXでも適用されることになっています。
海外では、ゼロカットを導入することで顧客を守っていますが、国内FXではゼロカットが利用できないため「レバレッジ」などのを制限することで顧客を保護しようとしています。
結果として「海外FXの方が便利」となってしまい、トレーダーの多くが海外FXに流れてしまっているのが現状です。
5.海外FXならココ!おすすめの業者3選
ゼロカットが導入されている海外FXであれば、国内FXよりも安心して取引をすることができます。
しかし、「ゼロカットさえ導入されていればどのFX業者でもOK!」というわけではありません。
海外FXで業者を選ぶなら、「信用度」「サービスの充実度」「使いやすさ」の理由で以下の3つをおすすめします。
それでは順に見ていきましょう。
安心安全の海外FXなら「XM」
海外FXを始めてみたい!という方には、海外FXで最も有名なXMがおすすめです。
XMは非常に信頼度が高く、サービス内容も他に劣らない高水準を誇っています。
XMの特徴
- 日本人トレーダー口座開設NO.1
- ベストFXサービス提供会社賞を受賞(2019年3月)
- 入金なしで3,000円分の取引が可能
- 100%ボーナス(5万円まで)+20%ボーナス(45万円まで)等のボーナスが豊富
- 送金方法が豊富
- 888倍の高レバレッジ+追証無し
- 日本語サポートが手厚い
「海外FXは信用できないから、信頼できる海外FX業者でトレードをしたい」
「高レバレッジで追証無しのトレードがしたい」
このように考えている方におすすめの海外FX業者となります。
FX業者 | XM |
---|---|
レバレッジ | 888倍(追証無し) |
ドル円平均スプレッド | 1.3Pips |
約定力 | 99.70% |
スプレッド拡がりやすさ | ほとんどなし |
最低取引枚数 | 1.000枚 |
日本語サポート | ◎(日本語チャット有) |
XM解説サイト | https://akanesasushojo.com/fx-koza/xm-review/ |
バランスのとれたFX業者なら「Axiory」
バランスの取れた海外FX業者でトレードをしたい。と考えている人にはAxioryがおすすめです。
Axioryの「全通貨のスプレッドが平均より狭い」「スキャルピングに特化しているCtraderが利用できる」などの特徴は外せませんね!
【Ctraderとは】
Ctraderとは、MT4に並ぶ人気を誇るFXの取引システム。
MT4よりも手数料に特化しており、手数料が安い取引システムとして有名です。
Ctraderについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
Axioryの特徴
- 全通貨のスプレッドが平均より狭い
- スキャルピングに特化したCtraderも利用可能
- 入金なしで2,000円分の取引が可能
- 100%ボーナス(最大2万円まで)
- 最大レバレッジ500倍+追証無し
- 送金方法が豊富
- 手厚いサポート
全てのサービスが平均以上であるため、特にこだわりの無い初心者におすすめの海外FX業者です。
FX業者 | Axiory |
---|---|
レバレッジ | 500倍(追証無し) |
ドル円平均スプレッド | 0.90Pips |
約定力 | 99.99% |
スプレッド拡がりやすさ | ほとんどなし |
最低取引枚数 | 1.000枚 |
日本語サポート | ◎(日本語チャット有) |
低スプレッドなら「TitanFX」
「低スプレッド」、「追証無し」という環境でトレードをしたい方には、TitanFXがおすすめです。
TitanFXは「全ての口座において、スプレッドが業界最狭水準」でありながら、口座開設が非常に簡単であることが売りであると言えます。
TitanFXの特徴
- 全ての口座において、スプレッドが業界最高水準
- 業界最高水準の約定力
- 最大レバレッジ500倍+追証無し
- 送金方法が豊富
- 手厚いサポート
- 口座開設時に身分証明書必要無し
TitanFXの売りは、業界最安値のスプレッド。
約定力も業界最高水準となっているため、本格派の方におすすめの海外FX業者となります。
FX業者 | TitanFX |
---|---|
レバレッジ | 500倍(追証無し) |
ドル円平均スプレッド | 1.03Pips |
約定力 | 99.97% |
スプレッド拡がりやすさ | ほとんどなし |
最低取引枚数 | 1.000枚 |
日本語サポート | ◎(日本語チャット有) |
【補足】ゼロカット制度適用の条件が厳しい海外FX業者に注意
ここまでお伝えしたように、海外FXには安心のゼロカットシステムが用意されています。
しかし、すべての場合にゼロカットシステムが適用されるわけではありません。
「ゼロカットだからと安心していたのに、知らないうちに借金を背負ってしまった」なんてことが無いようにしっかりと確認しておきましょう。
ゼロカットが適用されない条件
ゼロカット適用外になる条件には以下の2つがあります。
- 複数口座での両建て:同一のFX業者内で複数の口座を開き、同一の通貨ペアを売りと買いで保有すること。
- 異業者間の両建て:異なるFX業者で口座を開き、同一の通貨ペアを売りと買いで保有すること。
以下の表に、各FX業者のゼロカットの条件をまとめてみました。
FX業者 | 同一口座での両建て | 複数口座での両建て | 異業者間での両建て |
---|---|---|---|
XM | 〇 | × | × |
Axiory | 〇 | 〇 | 〇 |
TitanFX | 〇 | △(*場合により適用外の可能性あり) | △(*場合により適用外の可能性あり) |
IForex | 〇 | × | × |
HotForex | 〇 | × | × |
FBS | 〇 | △(*場合により適用外の可能性あり) | 〇 |
Tradeview | 〇 | 〇 | 〇 |
LandFX | 〇 | × | × |
ゼロカットの約束を反故にしたFXDD
ゼロカットはトレーダーにとっては安心の制度ですが、過去に一度ゼロカットの約束を反故にしたFX業者があります。
それは、FXDDというFX業者です。
FXDDは、スイスフランショックにより「追証が発生しすぎたため」という理由により、ゼロカットの約束を反故にしました。
この時、FXDD以外のFX会社はゼロカットを適用しました。
(スイスフランショックでは、レバレッジの低い国内のFX業者だけでも、約34億円の追証が発生)
そのため、ゼロカットがあるからといって安易に口座を開設するのではなく、信頼のおけるFX業者であるかも確認したうえで口座を開設するようにしましょう。
信頼できるXM、TitanFXのゼロカット対応
XM、TitanFXは、このスイスフランショック時においても,
「顧客へのサービスの約束を守るためにゼロカットを適用する」
と発表し、真っ先にゼロカットを適用しています。
このことからも、海外FXにおける「XM」「TitanFX」の信頼度がうかがえます。
そのため、今後このようなショックが発生したとしても、ゼロカットが適用されると考えて問題ないでしょう。
まとめ
今回は海外FXで有名なゼロカットについて見ていきました。
ゼロカットは、「元手以上の損失を代わりにFX業者側が支払ってくれること」でしたよね。
初心者がFXトレードをするには必須のシステムだと思います。
これからFXトレードを始めてみようと考えている方は、ゼロカットが適用される業者で取引することを考えてみてはいかがでしょうか。